かー

二郎は鮨の夢を見るのかーのレビュー・感想・評価

二郎は鮨の夢を見る(2011年製作の映画)
3.8
こんな店があるのか、、!行ってみたい、、と思ってググったら、メニューはおまかせ¥55,000のみ。この映画から10年以上経っていますが変わらずお店があることになんだかほっとしつつ、この映画でお店の方が言っていた「3万円からです」じゃなくなったんだなと、、まあそりゃそうだよな、物価上がってるしなぁ。回転寿司が激増した現在、良い魚が減っているというのも、当たり前だけど寿司一貫にしても世界が反映されているのだなと。いつか行ってみたいなぁ。

うまい味を知らなければうまいものは作れない。いくら素材がよくても、それを使いこなす技術がなければ意味がない。
二郎さんだけではなく、市場やお米屋さんなど各プロフェッショナルの言葉も沁みた。
「何事も経験ですわな、コレ(口)だけじゃ米叩炊けねえ」

「今よりどうしたらもっと良くなるかを始終考えろってことですかね」
終盤、グルメ評論家が語っていた二郎さんの精神そのものの言葉が息子さんから語られる。最後は陰ながら支える息子さんが実はもうお店を担っている存在(二郎さんはフロントに立つだけ)っていう、ちゃんと引き継がれていることがわかるようになっていてアツかった。

何かを極めたい全てのことに置き換えられる言葉や姿勢ばかりでした。かっこよい。
かー

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