パー線

二郎は鮨の夢を見るのパー線のレビュー・感想・評価

二郎は鮨の夢を見る(2011年製作の映画)
2.5
美食、というか味覚こそが芸術を感受するための感覚のベストワンであり美的認識のルーツなのだというようなこと(違ってたらすみません)を習った覚えがあるけど、高級寿司をクラシック音楽に喩えるなどはまあそうしたことかなと。それから「職人は同じものを作る」という定義が強調されるのは大事なところ。あとセリの場面なんかは商業的な儀礼性が様式化をみるとこうなるのかと、このへんは外国人監督だからこその映像人類学的シーン。総じてみれば偏屈で厳し過ぎる職人世界の美化にすぎなくはある。変に人生訓とか読み取ったりしても30000円もする寿司を食える富裕層にはなれませんので注意しましょう。
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