このレビューはネタバレを含みます
リボ払いか…。一般人の身近にある借金でやっちゃいけないヤツの上位ってイメージ。
ずっと切ない感覚のある映画だったなぁ。
無知故に無謀な計画を進めて、結果悪知恵の働く者に食い物にされるヤン。
愛する人の計画に乗ったものの、お金を工面する充てがなく息子を預けてカナダへ出稼ぎに行くナディア。
母と離れ、ヤンに面倒をみてもらう事になるも、母が突然いなくなった不安や貧乏生活を強いられるスリマン。
別れたはずのナディアの息子と一緒に生活する事になるヤン。
貧しくても盗みをしてはダメだ と正しい事を言うも、靴が100ユーロ以上もしたり。
結局、無計画が祟って悪い奴に食い物にされていた事に気付いたヤンはそいつを殴り倒して金を奪ってカナダへ。
1年連絡が取れなかったナディアもまた怪しい仕事に乗った結果、麻薬の運び屋をさせられて収監。
ナディアが出てくるまで弁護士を雇ったり面倒をみる約束をして、刑務所がある街で新しくスリマンと生活をする事に。
最後は雪の上をスノーモービルで楽しそうに走るヤンとスリマンの2人で終わり。
すっかり家族になってしまっていたわね。
嫌いじゃなかった。最初からあの…事業計画？とかお金のやりくり指導してくれるオバさんみたいな人と相談してやれば良かったのにね…。もうちょっとお金を貯めてからとかさぁ。そうしていたらあのレストランで3人で暮らせたままだったのかなぁ…。
望んだものが何一つ叶わないのが悲しい。でもスリマンと一緒にナディアを待ち続けるんだろうなあ。
よりよき人生を求めた結果、って映画だったかな。
悪くなかったと思う。
