セドリック・カーンは非常に巧い監督だと思った。全編、画(え)で語っている。決してシナリオやダイアローグに依存しない。
貧困層+借金塗れの若者と女、子供が擬似家族を形成していくプロセスをクールに活写…
男は学校の食堂で働く料理人で、レストランに勤めたいがいつも断られる。
自分は頑張っており、認めてくれない環境が悪いと考えている。
女はレバノンからの移民でシングルマザー、一目惚れしてしまう。
郊外の…
ヤン一家が見つけた古びた小屋。
そこを改造してレストランにしようとするが、頭金のためにヤンは多重債務に手を出してしまい返済が滞り、妻は子供を残し家を出ていく事態に。
店を手放せばすべて解決なのだが…
リボ払いか…。一般人の身近にある借金でやっちゃいけないヤツの上位ってイメージ。
ずっと切ない感覚のある映画だったなぁ。
無知故に無謀な計画を進めて、結果悪知恵の働く者に食い物にされるヤン。
愛す…
予想を裏切らない典型的なフィクションです。あぁそうですか、そうですね、みたいな感じです。
ご都合で如何ようにも悲惨な状況にすることができますし、ご都合で如何ようにも解決することもできます。
白け…
ネタバレ
どう考えてもハッピーエンドではないが、
敢えて希望があるかのようなエンド場面とエンドテーマにしたのは、視聴者が身に詰まされ沈痛な気持ちにならないような思いやりだったのかもしれない。
実際…