【子宮に沈める】、【終わらない青】などの緒方貴臣監督作。
伝えたい事とか見せたいものはわかるんだけど、監督の力量不足でそこまで良くならなかった残念な作品
ラブドールの''イブキ''と散歩に行ったり遊びに行ったりとラブラブな生活をしている倫太郎。しかしある日、イブキにそっくりな女性を発見しストーキング。するとその女性は倫子というキャバ嬢だったらしく、客として会話をしていくうちにどんどん仲良くなって行き....
う～～～～ん。監督がもっと上手い作りに出来る人だったらこれはかなり面白くなってた(もしくは自分好みの作品になってた)可能性が極大に感じる。
この作品も緒方監督のいつもの''日常覗き見型''でとても淡々としてる。
人形を愛しているが、その人形にそっくりな女性をみつけ一目惚れしてしまった悲しき男倫太郎の物語の覗き見する形で観る事を推奨したい。
こういう作りだと分かって観たから難なく観れたけど、これは他の作品と比べてあんまりリアリティが無いように感じた。
まず、人形にそっくりな女性～～～とか言ってるけど、その人形とそっくりな女性同一人物だしｗ
(その女優さんが1人2役・キャバ嬢の倫子役兼人形役ということ)
人形も愛しているけど、本当の人間である倫子も愛している。この複雑な感情、体温の無い人形か体温のある人間か。
終盤の撮り方・映し方はとても良く感じたからこそ、ツッコミどころや粗が目立つ。
予算も力量もある監督と、演技力のある役者(無名でも全然良い。なんなら無名の方が良い)を使って上手くリメイクとかしたら大好きな作品になるかもしれない。。
人形とのデートでは見せなかった倫太郎のあの表情が忘れられない
視聴 2022年12月24日
