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陽だまりの彼女のFrengersのネタバレレビュー・内容・結末

陽だまりの彼女(2013年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

プロットはあり得ないことの連続なんだけど、渡来真緒(上野樹里)を太陽の逆行、奥田浩介(松本潤)を夜景の滲んだ光で捉えた対比と景色から消えていく陽光、主題に沿った『エターナル・サンシャイン』の引用ショット、顔写真に刺さった画鋲→家にできた穴を『ペットサウンズ』で埋めるも、「素敵じゃないか」(『ペットサウンズ』という実質ソロ作からブライアンが居なくなる)から遠ざかる見事さ等々見所多い。新藤春樹(玉山鉄二)のpovが見せる決定的な変化…、くびからさげたお守りと指輪もヤバい。最後の桜吹雪の反復はなかなか凄い。

『ペットサウンズ』のライナーを書いていた山下達郎のED、今を支える俳優の10年前が見られるのもいいね!
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