どんとこい侍

スリーピング ビューティー 禁断の悦びのどんとこい侍のネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

2023年3月、WOWOWプラスで視聴。

主人公、すっごく色が白くてふわふわとした柔らかそうな金髪で、ルノワールの絵画の女の子みたいな可憐さがあるなぁと思った。
ブラジリアンワックスでVIO脱毛痛そう!でもイスラムだとそれがポピュラーと聞いたから、こういう仕事やる時も剃るより手っ取り早く長期間維持できて良いのかもしれない。(?)

川端康成の原作では、お爺さん方による秘密倶楽部…結構オブラートに包んでいて、目的は「美女を眠らせる」…但し着物で寝てる間に何をされているかは分からない…だったと記憶。紳士だったり権力ある人ほど変な性癖持ってると国語の先生が言ってた記憶もある。

初回の食事会(実は品定め会?)、西洋の解釈で見ると衣装から見事に変態だった。主人公はお人形さんのように可愛くて幼く見えるので色気に欠けるのかな~と思ったけど、ベテランお姉さま給仕が居たから役割が違うのね。初任給を炙ったの、小学校の教科書で見た「成金の風刺画」かと思った…でも稼いでも稼いでも環境がよろしくなくて自分の身なりには1円も使ってないのが切ないな、バッグもダサいままだし…。バーに行って男引っ掛ける時は大人っぽく見える黒着てるのも遊び慣れてる感。それで心が擦れていくんだろうけど…

じいさん達ほんとに寝てるか確かめ方のクセ強いぞ、人形のように反応が無くても人間なんだからもっと丁寧に扱え。あと日本オマージュなのかもしれないけど茶せんの使い方違うな笑
ラストはなんだったんだろ?隣の老人は亡くなってて、道連れに殺されかけた怒りと悲しみ?具合悪そうだったし睡眠薬とピルも飲んでたから飲み合わせ悪くて仮死か無呼吸状態になってたのか?友人の死に怯えていたから気付かぬ間に死が隣まで忍び寄ってたことにも驚愕したのかな…