このレビューはネタバレを含みます
宮崎駿で1番好きかも
背景の絵が全瞬間、西洋画みたいに美しい
飛行機好きだなー宮崎駿笑
二郎めちゃかっこいい、、、
飛行機の美しさに魅了された、正義感溢れる?インテリぼんぼん英才飛行機オタク、、、、すき、、、
「近眼でも設計士にはなれますか?」
「僕は飛行機の設計士になります!」
瓶底メガネの描き方
地震の描写すごい
西島秀俊いい声、、いけめん、、
「この国はどうしてこう貧乏なんだろう」
オレ達は貧乏なこの街の子供が全員ひもじくならないほどのお金でドイツへ行く。
「それも矛盾だ」
このパートがとてもよかった。
飛行機の描き込み具合に鬼気迫るものを感じる笑
執念。
飛行機の動きも、他とは比べ物にならない異常な丁寧さで描かれてる。
大好きでめちゃくちゃ研究したんだろうなあ。
全体と比べて飛行機の描写の精度だけが高すぎてずっと浮いてるんだけど、
でも二郎の目線ではこう見えていて、
二郎の世界はそこだけにフォーカスしていた、という風に取れる。実写じゃなくてアニメならではの演出だなあ。
「俺たちは20年は遅れてるんだ」
今の日本もだよ、、、、
インテリとインテリの会話、、、
よく分からないけど賢そうでかっこいい(ペラペラの感想)
「創造家の寿命は10年だ」
設計家は本当にあんな色の薄いスーツを着てたのかしら
背景が油絵っぽいなと思ってたけど、女の子が油絵描いてるのか、、、
「ブラボーナイスキャッチ!」
クレソン、、、、山盛りクレソン、、、、
自然と、その動きの描き方がえぐいうまい、、、、風とか雨とか。
そりゃあお絹さんと彼女の白馬の王子様だっただろうなあ、、、、
「日本破裂する、ドイツも破裂する」
国際連盟抜けた頃かあ、、、
ドイツのタバコと日本のタバコの煙の描き分けすんごい
時々飛行機の白昼夢みたいな想像をする二郎。
天才からは世界がこう見えてるのかなあ
「人をやってバスを待たせましょう」すげー金持ちの発想
汽車で泣いちゃう二郎かわいそう、、、
どいつもこいつも家がゴージャス
徹頭徹尾上流階級の話やな、、、、
自主的研究会かっこいーーー
「機関銃を乗せなければなんとかなるんだけどね」
知的なジョークかっこいーー
菜穂子ーーーー
「いやこの流れでタバコ吸うんかい」ってリビングにいた全員が突っ込んだ
そういうエゴや矛盾がテーマなのかも。
二郎が少しずつ歳を重ねていく描写もすごい。
服装かな?
「どうだったね君の10年は」
「1機も戻ってきませんでした」
「あなた、生きて」
「うん、うん、、、」
「ありがとう、ありがとう、、、」
「いいワインがあるんだ」
宮崎駿は女に理想を負わせすぎなので基本あんまり好きじゃないけど、
これは名作だなあ
二郎は美しいものにしか関心がない、
だから「きれいなところだけ見てもら」って菜穂子は山に帰った
って感想読んでなるほど、、、!ってなった
「きれいだよ」
そう思うと、「にいには薄情者です」も実際真実なのだろうな
美しいと思ったものには驚異的な集中力と情熱を注ぐが、
関心を持てないものにはとことん無関心というか。
だからなんとなく浮世離れしているというか、地に足ついてない天才っぽいんだろうけど。
棒読み二郎、逆に天才感あってよかった。
エヴァの監督が声優なんだね〜
戦時が舞台だけど、「戦争は悲惨だ」というメッセージにはならないのが新しいなと思った。
地震は恐ろしい。
日本が貧しいのも辛い。
飛行機が落ちるのは恐ろしい。
愛する人が病気で亡くなるのも悲しい。
でもそこに「戦争ならでは」の悲しさは直接は描かれない。
設計士は戦地に行かないとはいえ、戦争の悲惨さの描写は不自然なほど避けられる。
むしろ戦争のお陰で、美しい飛行機を作る夢を叶えた男の話、、、、
うーーーーーーん
すごいな
原作読んでみたくなった。
二郎の物語で戦争の悲惨さが語られないのは、
①自分の夢を叶えるために必要だった戦争を否定的に捉えられなかったからだろうか。
(、、、、あんなに賢いのに?)
それとも、
②戦争なんかより菜穂子の死と自分の飛行機のことで頭がいっぱいで、そんなこと気にもかけなかったからだろうか。
うーーーーーん
その時代を生きていた人は間違いなく悲惨さを体感痛感している犠牲者だから、
反動としてその人が戦争をどう捉えることになっても仕方ないし、責められるべきだとは思わないけど、
当時存在感がない訳ない「戦争」の存在が、
ずっとそこだけ透明で穴が空いていた印象。
逆にそれが恐ろしくて重たいのだろうか。
淡々と美しいものだけが、二郎の好きなものだけが描写される。
火垂るの墓のような、おどろおどろしい戦争は描かれない。
うーーーーーーーん
これはすごいなあ