■好きなことが、平和とは逆に向かうジレンマ〜🎬■
主人公二郎は、
実在の人物である
☑︎航空技術者・堀越二郎
☑︎作家・堀辰雄
+
宮崎駿監督自身と
監督の父親の人生を織り交ぜたような人物。
二郎は、飛行機の設計が大好き。
好きなことを追求したいが、そのことが平和と逆方向に向かう行為であるジレンマに悩み続ける映画〜🎬
仕事もそうであるが、妻との関係も同様である。
二郎は、結核に侵された妻、菜穂子と一日一日を大切に暮らしたい。
しかし、そのことは結核の治療とは真逆の方向に進ませる、悪化させる行為である。
本当は療養所で一人で過ごすのが菜穂子にとって長生きの方法である。
飛行機の設計と菜穂子との生活、お互いジレンマに悩み続けるもので似ている。
「生きねば。」
二郎の中に、好きなことをすることと平和を願うことへの相反することへのジレンマがあるのだろうが、それでも人は「生きねば」ならない。
人生とはなんと残酷なことであろうか?
関東大震災から戦争へと突入していく時代を生きた日本国民の心の中のジレンマを描いた映画でもあろう。
■あの避暑地は〜⛱️■
やっぱり軽井沢の「万平ホテル」〜🏨
あの時代が滲み出ていた〜
■ひこうき雲 - 荒井由美♪