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かぐや姫の物語のEIRのネタバレレビュー・内容・結末

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

日本人なら誰でも知ってる最古の物語「竹取物語」をジブリで映画化。
SFとかに改変するんじゃなくて本当に古文そのままの解釈でやってて逆に新しさを感じる。酷評されてるイメージだったけど普通に面白かった。
墨みたいなタッチの作画そんなに好みではないけど儚さとか激しさとか作品と合ってるし動きの描写すごい。
翁も含めステータスにしか興味ない男どもの醜悪さがずっとストレス。そういう時代だよね。結局よく分からないけど、天上人で穢れない存在なのに愚かな人間に憧れたのが罪?その愚かな人間の欲にまみれた世界を受け入れるのが罰?でもその穢れた世界のなかにも美しさはあってそれが姫が愛した人生の側面なのかなと。
月に帰る時のあの空気の読まないタイミングと軽快な音楽がマジで人外の情緒でとてもよかったですね。結構グロテスクな話だと思う。
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