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かぐや姫の物語のsuのネタバレレビュー・内容・結末

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

何のために生まれてきたのかという難問に立ち向かうたけのこ。かぐや姫って物語は昔から何故地球にやってきたのかよく分からなかったけど、結局これを見てもよく分からなかった。

昔話は大抵老夫婦の元に誰かが財宝を恵んでくれるという、貧困の人々が自分の精神を保つ為に描いた様な夢物語ばかりだからあまり深い意味はないのかもしれない。

この映画だと、それは、感情がある人間というものを体験しにきたという解釈のようだった。
豪華な暮らしは後に飽きてしまい、草木に触れて自然の中での暮らしこそ生き生きとするという描写はやっぱりジブリだね!と思った。
そこはブレない。

かぐや姫の直ぐに成長する様は今見ると、人生の縮図の様にも見えてきて後悔の無いように生きろと言われている様に思い自分の老いを感じた。
爺さんの声とか話し方とかなんかな‥と思ったら地井武男で納得し、すてまる兄ちゃんはいい男だけど、危なく不倫に走るところだった。

月星人が降りてくる時の音楽はとても良い。
十五夜の日に帰るというのを「15日に帰るの!」と言う台詞がちょっと面白かった。
元々とりとめもない話なもんでとりとめもない映画だった。
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