emi

かぐや姫の物語のemiのネタバレレビュー・内容・結末

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

・初めところを原文で読むの、否が応でも中学の古典の授業にもどされるなあ
・あかちゃんかぐや姫かわいい。竹の子~!て。おしりのぷりぷりしてるのとかね。
児童ポルノ大丈夫かみたいな意見あるのに驚くね…
・捨て丸兄ちゃんの子分だよ!ての後々の展開考えると泣ける
・先におっきくなった姿を見せるっていう発想すごいねえ。
・お金持ちで高貴なお姫様になって高い身分の男に見初められなきゃいけないんだ!ていうのがさ、かぐや姫を追い詰めたってことだね…!?
・その翁の気持ち、幸せになるにはやっぱ金と身分だ!ていう思い込みがなあ。時代よなあ。
・おばあさんはかぐや姫の気持ちに寄り添っていた気がするけど、もっと思い切ってほしかったよ~それも時代性なのだろうけど。
・名づけの儀式のときの走りっぷり、CMで見たときも何ごとかと思ったけど、それを本編で見た後もすごく印象的だったなあと。
知らない男に好き勝手に値踏みされるって辛いんだろな。うーんお見合いとか合コンとかって感じかな…?
・あの、帝の顔の形がすごくてそこでめちゃくちゃ笑ってしまったよ…抱きすくめられて死にたくなるかぐや姫と、私にそうされて喜ばない女はいない!のギャップな…はあ…それは原因で月に帰ってしまうってのもな…
・ほかの5人はまあ、お話知っているものな。て感じだったけど、あ~、顔じゃないのよ!ていうやつが逃げ出す…とかは現代にもありそうだなあって思って悲しくなった
・相模、途中でいなくなっちゃったけどいいキャラだったなあ。あとずーっと笑っている顔の女中もかわいかった。
・野山で駆け回っていたころのほうがほんといい顔していたよね。
鳥 虫 けもの 草 木 花~
・桜を観に行くシーンがほんと象徴的で、ぶつかって謝られてそのまま気落ちしてしまう、ていうのもなんか分かる…というか想像はできる。
・捨丸兄ちゃんとの逃避行は…飛んで行って、あなただったなら!!て言っていたところ、捨丸兄ちゃんも一緒に喜んで大歓迎だようふふあははーー!ていうシーンも見ていてうれしくなったしほんとこの二人くっついとけばよかったねって思ったのだけど、夢から覚めたときに子持ちだし奥さん近くにいるし、てのでずーんってなりました…現実見せつけるのやめようよ昔話なのにね…
・最後に帰りたくない!て言って、羽衣をつけて忘れてしまいました、帰って行きました…
・好きなライターさん、雨宮まみさんも言っていたけど、これって現代の風刺だよね~みたいなんがほんとにその通りだなあって思った。女であるとはこういうことである、で、それに対して現代の女であるかぐや姫はどうするか!ていうことで。
月の世界の住人であるかぐや姫は、辛すぎで強制的に戻ってきて苦楽のない世界にいったけど、私はこの世界の住人なんだからどうすんの!?みたいな…深い話なようなこの解釈は浅いのかもしれないかのような…

まあそれは置いておいたとしても、絵もきれいだし、音楽も素晴らしいし、
すごい映画だった~高畑勲監督かっこいいね。
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