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愛してる、愛してないのsのネタバレレビュー・内容・結末

愛してる、愛してない(2011年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

雨の日に、部屋を暗くして毛布にくるまって見た。この作品もずーーっと雨が降っている。

作品の雰囲気はとても好きだけど、「え、、ここで終わる?」って感じで、何も解決せず、結局妻は出ていったのかも分からない。

妻はどうしたいんだろう、新しい男が出来たと夫に告げて出て行くというのに荷物の整理は到底終わりそうもない。
妻に新しい男が出来た、出て行くと言われても「考え直してくれないか」と聞くけどその後は静かに「大丈夫だよ」と答えるだけの夫。ましてや、妻の気に入っていたティーカップを丁寧に包んであげるし(結局妻には持っていかないと言われる)、最後に一緒に夕食を食べようとレストランの予約まで(結局仔猫のせいで行けず)。
責めることもなく、怒ることもない、ただ「大丈夫」といつものように静かに答える夫に妻のほうが苛立ってる。自分(妻)が悪いのは分かってる、まだ責められたほうが気持ち的には楽なのかもしれない。
最後、迷い込んだ仔猫に向かって妻は「大丈夫、きっとうまくいく」って呟くように声をかける。一体なにが大丈夫なのか、誰に対しての言葉なのか、妻はいま何を考えているのだろうか。

この作品は見る人の好みも分かれそうだけど、終わり方の捉え方もそれぞれになりそう。1時間40分、雨が降りづつけるなか大きな動きはない、見るタイミングと集中力によっては多分寝てしまうかも、、今回はちゃんと見れた。でも画面が真っ暗になってクレジットが始まったとき思わず「え、」って言った。ここで終わり?

迷い込んだ仔猫と、その仔猫を探しにきた夫婦。またこの夫婦がやりたい放題。そもそも私なら部屋にも上げない、、。妻は部屋に上がってきては探し回って、上の階を見たいとか言い出すし、缶詰を開けろとか。旦那もペチャクチャ喋るわ。なんだったんだこの夫婦。

主演の2人はノーギャラでこの作品に出演。
原作は日本の井上荒野の「帰れない猫」らしい。
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