トルストイの代表作を実写化した作品。キーラ・ナイトレイが好演。
何本も映画化されていて、原作を手にとらなければ、
本当のところはわからないなあと思う。
キーラ・ナイトレイの美貌が、この作品を不倫と恋の美しさへ
導いているのだと思う。信念に生きることなのか、
男へ倚りかかることなのか。女が生きることへの課題を描く。
「妻子持ちの浮気は満腹でパンを盗むのと同じ」
「いやいや、浮気は別腹だ」
「結婚は背負う荷物で、本気の不倫は両手を縛る」
「心を満たすただ一人の人を見つけること」
シングルマザーの女性に恋をしたとき、
結婚している女性に恋をしたとき、
こどもってのは、実は両親の復縁を願っていて
夫婦はお互いの誤解を解くことを願っているもの
それぞれの真実を知るとき、
それは真実ではなくて、浮雲に過ぎない。
心はころころ、漂うばかり。
気付かずに、生きている方が幸せ
なにかを定義しようなど、試みようとしないことだ。