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シャドー・ダンサーのmikumiku1188のレビュー・感想・評価

シャドー・ダンサー(2011年製作の映画)
4.0
スパイ映画の中に女性の悲しい生き様に焦点を当てて・・・

この作品をレンタルした時の想いとは異なる展開でしたが見て正解と思えるスパイ映画でした。

クライブ・オーウェン演じるイギリス情報部員がアイルランドの組織IRAの女性活動家をテロ実行者として逮捕する。長い懲役刑で子供と会えなくなる事を指摘し、内通者になることを進める。
子供恋しさに条件を受け入れた女性は組織に戻るが、組織からは内通者として疑われながらの活動になるが・・・。

この作品では派手な銃撃戦やアクション・シーンはほとんど出てきません。母親として子供を愛するのは勿論、イギリス側のエージェントにまで愛情を抱いてしまう彼女。しかし、家族全体がIRAの活動家である環境の中、苦しみぬく。そして彼女の選んだ最後の手段は?・・・。
タイトルの‘シャドー・ダンサー’とは彼女の事でなく、‘影の内通者’の事です。その存在がまた物語を悲しくさせています。
結構おススメの作品だと思うのですが皆さんはどう思われますでしょうか?。
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