ぼっちザうぉっちゃー

劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOMEのぼっちザうぉっちゃーのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

TVアニメ再視聴後の流れで観賞。
続きとかでなく、本編の一時点でのOVA的な物語で、TVアニメでのテーマそのままに、より家族や家に主眼が置かれていて温かく、そして熱い気持ちにもなることが出来た。

印象に残ったのは、水溜まりや川面、バケツの水やプール、お風呂など、姿を映す「鏡面」のイメージが繰り返し登場するというところ。
まめ爺の業務日誌を見つけた緒花が、かつて母も自らと同じ燻りを抱いた少女であったことを知り、その内面に自分を映すことで共鳴することになるように、緒花の母皐月もまた出会いと成長により母スイの矜持をその身に写すようになっていく。
民子や菜子にしても、みずからの役割や能力について、周囲のリアクションや環境との擦り合わせに映された像に気づきを得ることになる。
というように、今一度自分の立ち位置、本懐、拠り所、SWEETなHOMEに思いを馳せ、再び走り出す力強さを感じた。

みんちの「ホビロン!」がまた聞けて嬉しかった。
私もこれからぼんぼっていきたい。