グリーンツー

桜、ふたたびの加奈子のグリーンツーのネタバレレビュー・内容・結末

桜、ふたたびの加奈子(2013年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

夫婦の子供が交通事故で亡くなって、そこから立ち直っていく過程を描いたヒューマン・ドラマ。

実は、この手の映画は苦手。もう絶対「楽しくない」ことが最初から分かり切っている。それに映画とは言え「子供が死ぬ」というのは、見ていてあまり気分のいいものではない。命や日常の尊さ、儚さを訴えたい意図は理解できるけど、こんな形で知る必要もないかなと思う。だから今まで、こういう映画は敬遠してきた。

それが何故、今回観ようと思ったかと言うと…。やっぱり、車を毎日運転するようになったから。自分が「加害者」になる可能性があるわけだからね。だから、こういう映画も観ておく必要があるかなと感じた。この映画を観た後に感じた重苦しさ、実際はこんなものではないだろうけど、それを常に意識しておかないといけないな~と、車を運転してからは特に思うようになった。

今でも結婚はしたいし、子供も欲しいと思う。でも、こういう映画を観るとそれが「恐くなる」。でも、だからこそ、かけがえのないものはだからこそ、結婚も子供も価値があるんだよな…と改めて感じた。

好きな映画ではないけど、観る価値は非常にあると思う。