作品の舞台であるスコットランドは5回ほど旅した
同じヨーロッパでもイタリアやスペインとは違って(ジプシーが少ないから?)少なくとも表面的にはほとんど嫌な目には合わなかった
それはもちろん、こっちが観光客だから
それでも田舎町で差別的な言葉を投げかけられたりすることはあったし、なんとなく本心はそうじゃないでしょという、よく言われる京都的なものを感じてもいた
この作品、そういったスコットランドのダークサイドを垣間見れるけれど、あと味のよい映画
それで許されちゃうの?という部分もなくはないけれど、そこはお国柄ということで受け容れることができる(10代の頃に観ていたらこうはいかなかったと思うけどw)
原題はAngel's Share
英語のshareにはいろいろな意味がある
主題となっているスコッチウイスキーにこの言葉を使う場合は限定された意味だけど、物語全体を通してこの言葉がダブルミーニング、トリプルミーニングになっていることを思うと、細かいことは気にせず、主人公たちの新しい門出に一杯やりたい気分になる
それでいいと思う