天使の分け前の作品情報・感想・評価・動画配信

「天使の分け前」に投稿された感想・評価

デニロ

デニロの感想・評価

3.5
ケン・ローチさんにはいつも絶望の淵から投げ出されていたので、今回もまた最後にはそうなるのだろうと思っていた。

冒頭からケン・ローチ視点で登場人物が配置される。軽犯罪者の集団。我慢に我慢を重ね、更生しようとする主人公。とある切っ掛けからウィスキーのテイスティングの才能があることに気付く。徐々に都合よく物語が進行していき、時代を超えたプレミアムウィスキー強奪へと向かう。

まあよい。

何歩か譲って都合のいいことは目を瞑るとしても、窃盗して得た金と就職で生活を再生させようなんて、当然このあたりで、そうはさせない、いつものようにと投げ出されると思ったんですが。どうして肯定したんだろう。こんなことしてもやり直せないよ、と言った余韻も残してなかったし。

ラスト、恩人に分け前をプレゼント。

何だかいい人過ぎて調子狂うな。
hisauk

hisaukの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「天使の分前」とは樽の中のウイスキーが熟成中に蒸発して減る事。


逮捕&服役を繰り返す両親の元で育った主人公ロビー。自身も暴行事件を繰り返していた。ある暴行事件の裁判判決で300時間の社会奉仕と決まる。一緒に裁判を受けていた別の事件の3人の若者たちも同様の判決。
ロビーには妊娠している恋人がいた。
それをきっかけに更生しようとする。

ロビーがウイスキーの蒸留所でテイスティングの才能があり、更生すると思いきや超レアかウイスキーの樽からウイスキーを少し頂き、それを高額でウイスキーコレクターに売り仲間と山分け、これは更生とは言えないなぁ😅😅😅

まぁ、それをきっかけにウイスキーの蒸留所での就職も決まり、妻と子供とハッピーエンドとなるが。

しかし、ロビーが起こした事件の被害者は人生をめちゃくちゃにされた。
ロビーの暴力により片方の目は見えなくなり、残った目も斜視になってしまう。
その他、大怪我を負い、引きこもりのうえ大学を辞めてしまう事に。
恋人も失ってしまう。
これはかなりの闇であると思う。

その事実を目の前で突きつけられたロビーは泣いていた。
しかし、被害者のこれからの人生をロビーが補償するものではなかった。
ここの所をもう少し深く追求して欲しかった。

反省したように思えたが、因縁の相手を傷つけようと抑えきれないロビーがいた。

更生のきっかけになったのも、ウイスキーを盗んだで得たもの。
決してハッピーエンドではない。

社会問題を題材にするケン・ローチ監督。

ユーモアと粋なシーンもあるが、
今回はあまり納得がいかなかったかも。
好きな監督なんだが。
sea

seaの感想・評価

3.5
感動的なコメディだと思っていたらなんか違った。笑

展開はコメディだけど主人公の生きる世界がどん底すぎて救いがなくて序盤は観るのが辛かった、、奉仕活動のサポートをするハリーが超いい人でそこは好きだった。あと、訛りがめっちゃ良い。

人間はなかなか変わらないし、どん底を抜け出すためには真っ当な方法だけでは難しい、ということかな?
ゆき

ゆきの感想・評価

2.8
ケン・ローチ監督の珍しいコメディ作品という事で鑑賞しましたが…
これは完全に選択ミスでした💦

主人公ロビーは前科持ちの荒くれ者。
彼は恋人との間に子供ができたのをきっかけに真っ当な人間になる事を誓う。

あらすじからてっきりウイスキー作りを通じて更生するのかと思ったら、まさかのプレミアムウイスキーを盗んで一攫千金を狙うという…。

ロビー全然反省してない😱

最初からケイパームービーとして観れば悪くないかもしれませんが、ジャケットとあらすじで感動作だと思い込んでしまったので後味が悪かったです😓

やっぱりケン・ローチ監督はコメディ向いてないんじゃないかな。
ケンローチらしからぬ軽ーいタッチの作品。
間違いなくウィスキーが飲みたくなるような香りが伝わってくる。
前科のある若者達と関わるハリーの自然体な優しさが👍
天使の分け前が皆の幸せに繋がることを強く願う🙏
んの

んのの感想・評価

4.1
先ずタイトルが素的!監督Kローチファンにー
天使の分けまえをプレゼントされる
ハリーの人間味が最高!
ロビーがルークを抱いてる姿がまた良いし
奥さんが上出来だよね
仕事仲間が良い味出してる!良かった!
社会からはみ出した厄介キャラばかりですがケン・ローチ監督の目線は変わらず優しく温かい

今回も根底には貧困問題がありますが、はみ出し者によるちょっとした一攫千金大作戦で楽しめるコメディに仕上がってました

B級ゾンビとエイリアンの後だったから余計に監督の優しさが心に染みました
CHEAPGUY

CHEAPGUYの感想・評価

4.0
ケン・ローチ監督らしからぬ明るいタッチの作品。登場人物の背景はやはり明るいものではないけれど。
思わずにやりとさせられる心憎いお話で、これを観たらまず間違いなくウィスキーが飲みたくなる。
くぅー

くぅーの感想・評価

3.8
類い稀な嗅覚で不良青年が一流の醸造者にのしあがる展開を予想も、良くも悪くも見事に裏切られ…このタイトルに大いに納得の余韻。

育った環境ゆえに暴れざるを得なかった根は優しい男が、“天使の分け前”の様な出逢いと、ある意味 “天使の分け前” である息子を授かり、“天使の分け前” でインスパイアされた計画で、正に“天使の分け前”を得る粋な流れは見事で。

しかし、そのクライマックスのあのやり方は倫理的に賛否かもだが…醸造者はあんな形でヴィンテージになるのを想定してた訳では無いから、納得するとは思うけど。

にしても、ケン・ローチ監督の見事な腕前にちょっと酔ってしまった。
saco

sacoの感想・評価

4.0
逃げ場のない底辺で苦悩する若者たちが、手にしたウィスキー“天使のわけ前”。
その芳醇な液体がもたらすチャンスは幸せに満ちている。

常に社会の弱者に寄り添う映画を撮るケン・ローチ監督。そんな社会派作品を手がける人だけど、深刻なものばかりではなく『エリックを探して』やこの作品の様にユーモアと優しさが溢れ観た後さわやかな気分になれるのも良い。
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