天使の分け前の作品情報・感想・評価

「天使の分け前」に投稿された感想・評価

kino03

kino03の感想・評価

3.6
ウィスキーの熟成過程で1年に約2パーセントが樽から蒸発するそれを、「天使の分け前」という。

犯罪ばかり繰り返していた主人公が蒸留所の見学をきっかけにウィスキーに夢中になり、新たな居場所を見出していく物語。

望んだような綺麗な更生物語ではなかったけれど、ユーモアもあり考えさせられる部分もあり、何となく再生したわりにはしっかり鑑賞した。

「天使の分け前(angels share)、
なんかいいな。」
そう感じる心があったから、運命は主人公に味方したんじゃないかな。
罪人の悔い改めは、悔い改める必要のない正しい人にまさる喜びがあるって聖書にあった気がするし。
RYUYA

RYUYAの感想・評価

3.5
裁判所で始まって、更生プログラムで掃除とかペンキ塗りとかさせられてたからそうゆう映画かと思ったら、なんか皆んなでウイスキー工場見学行って、主人公がテイスティングの才に目覚めるという展開にビックリ。その後もしれっと意外な展開が続く。いい映画だったけど、なんか、ケンローチらしくはないよね...

ただ、樽の中で熟成中に蒸発して滲み出てしまった分のお酒の事を「天使の分け前」と呼ぶこと、そしてそれを映画のタイトルにするあたりにシビれた。
マジでいいタイトル。
暴力事件の後、
社会貢献活動に参加した男を
中心にしたヒューマンストーリー。

そして、後半パートでは、
まさかの展開が待っている作品。

恵まれない環境に育ったロビーは、
幼い時から暴力沙汰が多かった様子。

そんな彼は、裁判の判決で
社会貢献活動に参加する事になる。

彼女の妊娠、彼女への愛、
活動をしている仲間との友情、
そして活動を通じて知り合った
ウイスキーが大好きなハリーという
おじさんとの出合いによって、
ロビーは真っ当な人間になっていく。

しかし、過去の因縁から免れられず、
狙われることになり、その結果…

終始ヒューマンストーリーが
続く作品と思いきや、
後半はまさかのドキドキ展開に驚いた。

そして最後が、
とっても素敵過ぎて、大好き。

因みに「天使の分け前」とは、
熟成しているワインやウイスキーの
空気で蒸発した分量の事を言うらしい。

ウイスキーの作り方を教えてくれた
天使への分け前というのが語源。

何とも素敵でオシャレだなと思った。
y

yの感想・評価

3.3
ケスや私はダニエルブレイクのケンローチとしては
でも尊敬する監督に変わりなし。
chiyomi

chiyomiの感想・評価

4.6
『天使の分け前』2012 これお奨めします!題名に惹かれて鑑賞。社会奉仕活動で出会った行き場のない者たち。指導者ハリーは社会の底辺で無職・非行少年たちに『天使の分け前』を教え希望を復活させる。笑いと感動でしたっ!ウィスキー飲みたくなります🥃✨
akrutm

akrutmの感想・評価

3.2
暴力沙汰を起こして社会奉仕活動を言い渡された青年ロビーが、恋人との間に子供が出来たことをきっかけに、更生していくまでを描いた社会派コメディ。不良少年が社会的に自立することの困難さという社会問題をテーマとして扱いながらも、青年に対する温かい視線や映画全体から感じられるユーモラスな雰囲気によって、いかにもケン・ローチ監督らしい作品となっている。

一方で、内容的には、観賞者の視点によって賛否がはっきりと分かれる映画である。映画の前半は、ロビーの更生へ向けての道筋が描かれる。奉仕活動先の上司であるハリーに連れて行ってもらったウイスキー製造所で利き酒の才能があると気づいたロビーは、ウイスキーに興味を持っていく。前半は社会派ドラマとしての側面が強く、多くの人はロビーがウイスキーに関係する職業に就いて立ち直っていくという物語を期待するであろう。しかし、ケン・ローチ監督が描いた再生物語は、そのようなお決まりとも言える展開ではなく、ロビーやその仲間たちにある悪巧みをさせるというクライム・コメディ的な展開なのである。

なので、本作を社会派ドラマとして観ていた人にとっては、見終わった後も、なんとも言えないもやもや感が残ってしまう。私自身もそのような見方をした一人である。一方で、最初からクライム・コメディとして観賞した人であれば、ロビーの一連の行動に壮快感を覚えるであろう。確かにある意味で壮快なのである。注意深く見てみると、ケン・ローチ監督はそのような見方をしてもらうように、いろいろと細かい仕掛けはしているように思う。例えば、いくらロビーが更生しようと思っても、喧嘩相手が諦めない限り同じトラブルに見舞われるということが執拗に描かれるのである。また、そのようなクライム・コメディ的な見方をしていくと、タイトルに使われている「天使の分け前」という言葉が、二重の意味で使われていることに気付くのである。(表の意味は、映画でも述べられているように、ウイスキーなどの蒸留酒を樽で熟成させる間に気化して目減りする分のことである。)

以上のように、良くも悪くもいろいろと考えさせられる点で、優れた映画であると言える。個人的には最後まで引っ掛かりはなくならなかったけれど…もう少しクライム映画として突き抜けてほしかった。
metamegane

metameganeの感想・評価

3.7
グラスゴーの悪童、スコッチを飲む
まともな方法では抜け出せないUKの階級社会って
「天使の分け前」それは蒸発により一年毎に消えていく樽の中の約2%分。ウイスキー1樽に1億円以上の金額を払う人間からちょろまかした天使の分け前の話。
確かに犯罪行為ではあるけれど、貧困によるあらゆる要因で寿命が縮まっているような人々のすぐ側で、一生暮らせるくらいの金額を嗜好品に簡単に出せる人々がいるという現実を見ていると、見て見ぬ振りも立派な犯罪のように思えてくる。
グラスゴーは貧富の格差が激しい都市。2000年初期には高級住宅街と貧困地区の平均寿命が30年近く違うと言われた程。
貧困や犯罪から抜け出す為には、お金が必要だけれど学歴や犯罪歴により稼ぐ手立てはなく抜け出すことができない泥沼。

ケン・ローチーの作品は感動や痛快で終わらせてくれない。喉に魚の骨が刺さったような感覚が残る。それが堪らない。

以前から気になっていた作品です🤔
DVDで観ました👀
これは私には相容れない内容🙅‍♂️
高評価の方には申し訳ないですけど...🙏
主人公に全く感情移入できないままで終わりました😥

イギリスのグラスゴー🇬🇧👤
傷害事件で起訴され数百時間の社会奉仕を命じられたロビー
ある日、ロビーは同じ境遇にある仲間3人と、保護司に連れられてウィスキーの蒸留所を訪れる🥃
彼らは そこで1樽100万ポンド以上のウィスキーがあるのを知り、一計を案じる🤔

これはダメですよ🙅‍♂️
ここで、好意的な感想が多く見られるなか、私は共感できませんでした🤷‍♂️

‘天使の分け前’ というのは、ウイスキーが樽の中で醸造する際に揮発して失われる分量のこと🥃
その ‘天使の分け前’ を盗ろうとする窃盗犯のお話🎬
タイトルのような爽やかなお話ではありません🙅‍♂️

視聴前は、テイスティングの才能を見出した主人公が、そも才能を活かして更生していくストーリーと思ったら、まさかの反対の方向へと進む展開🎬見事に裏切られました😥

さすがにダメでしょう😥
あれだけの傷害事件を起こしておいて、実刑ではなく数百時間の社会奉仕活動というのも納得がいかないのに、社会奉仕中に窃盗の算段をしているなんて...😥

世にどれだけ多くの犯罪被害者がいるのかを考えれば、決して笑えないストーリー🙅‍♂️泣き寝入りしている被害者の方もいらっしゃるのに...😡
被害者よりも、加害者の人権が優先されるのかと疑問に感じました🤔

そして全てを水に流して 正当化しようとするように思えるエンディング...🎬
普通、大金が入れば被害者への見舞金として支払うのでは...💴😡
奥さんや子供に罪はないのですが、あの3人の行く先を案じてしまいハッピーエンドには到底思えませんでした😥
そして犯罪被害者のことを考えると、私はしっくりきませんでしたねぇ🤔

...ということでスコアなしでの投稿とします🙅‍♂️
Kumi

Kumiの感想・評価

2.3

このレビューはネタバレを含みます

最後のシーンを連想させるタイトルは、いいね、なるほどね…という感じだが、結局窃盗で手に入れたもの、というのがスッキリしなかった。

たとえば主人公の秀でた味覚嗅覚を駆使して掴んだ、とか、幸運にも偶然…とかなら、良かったんだけれど。

とは言え、悪い環境の連鎖を断ち切ることの難しさと、それ故の一連の行動として描いたのは、ケン・ローチ監督ならではだと思う。
>|