「天使の分け前」に投稿された感想・評価

ドタバタ劇のようで面白かった。
観たら、天使の分け前の意味がわかるよ
“天使の分け前”の意味を劇中で知り、
映画が終って、本当の意味を理解する。
こんなに秀逸なタイトルはないと思う。
天使の分け前は、ただ単にウィスキーの事だけを言っているのではないと思った。
ケンローチ監督は、常にリアルな現実を知らせてくれる。
もう少し、現役で撮って欲しい。

このレビューはネタバレを含みます

序盤★3 中盤★0.5 終盤★0.5

昔🥃ウイスキーのラジオCMで知った、ウイスキーを長年樽で熟成させてると蒸発して量が少し減って、それを天使が飲んで減る『天使の分け前』という…のは知っていたが。。。

どうせならとことん『悪い』ノリ(『トレスポ』みたいに)で進めてくれれば良かったのに、
中途半端に『いい話』テイストを入れ、
こんな薄っぺらい表面的なハッピーエンドを手放しで喜べず、
素材は良いだけに仕上がりに腹が立つ。

主人公ロビーが暴行を加えた相手との面談では神妙な面持ちで聞いていて反省をしているのは伝わりましたが、
その後に自分の赤ちゃんを抱きながら言った深い反省の言葉を被害者にもちゃんと伝えたのだろうか?
単に責められるシーンで終わっていてスッキリしない。。。

更生しようと思っても過去がロビーの邪魔をする。
しかしロビーには新たな才能が見つかり、
それは『天使の分け前』どころか
『神様の贈り物』かもしれないのに、それを安易に犯罪に利用して、
その行為をまるで正当化するような展開は表面的免罪符でしかない。
所詮犯罪者、落ちこぼれ、社会不適合者等々は真っ当な更生なんて出来る訳がない…っということなのか。。。

社会奉仕指導員のハリーは落ちこぼれどもにも親切なのに、ウイスキー見学でミニボトルを盗んだり、
ハリーは最後の『天使の分け前』を正当な何らかの理由でもらったと思っているのだろうけど、それも盗んだものなのでスッキリしない。
ハリーの知らないところで彼の更生して欲しいという願いや親切や期待を犯罪で裏切るバカどもには虫唾が走る。

アイディアの樽に入れた、不良、更生、ウイスキーの元の良い要素は熟成させていくうちに不純物が混じり、
倫理観というものが『天使の分け前』として蒸発し、表面的で味に深みのないものが出来上がったとしか思えない。。。

まあ冤罪で投獄され、脱獄して金を横領して冤罪を晴らさず立派な犯罪者になって『希望』がどうこう言って名作と讃えられているのに近い倫理的嫌悪感を抱く作品だった。。。

2017年210本目
面白かった!
ストーリーはテンポ良く進むし、メインキャラクター4人もどこか憎めなくて魅力的でした。
ただ、エンターテインメントとしてはすごく楽しいんだけど、結局ワルだなこいつらっていう(笑)その後はどうなったんだろう…(笑)
あと、せっかくテイスティングの才能に目覚めたのにそれがストーリーの軸として生かされなかったのが残念。
まさに題名通りな、天使の分け前が…素敵。

主人公達が飲んでいるお酒の値段とオークションにかけられるウイスキー1本とのあまりのかけ離れかた。そこに行き場がない若者たちの貧困とやるせなさを映し出すケン・ローチ監督のセンスが好きです。

そして皮肉的なラストにも大喝采!
この位は天秤を傾けても、天使は見て見ぬふりを為さるはず。
story 
スコッチウイスキーの故郷スコットランド。育った環境のせいでケンカ沙汰の絶えないロビーは、刑務所送りの代わりに社会奉仕活動を命じられる。そこで出会ったのが指導者でありウイスキー愛好家であるハリーと3人の仲間たち。ハリーにウイスキーの奥深さを教わったロビーは、これまで眠っていたテイスティングの才能に目覚める。 


変わることが出来ない人生でも、ある出会いによって人は変わることができる。 
縁とは不思議なものだ。 
人生を諦めてはいけない。 
結末は心が温まりました。 
ウイスキーが呑みたくなりました。 

因みに天使の分け前とは…ウイスキーなどが樽の中で熟成されている間に年2%ほど蒸発して失われる分のこと。 
トレインスポッティングとかとも重なるけどスコットランド関連のことってなかなか壮絶なんだなーと。話はまあそんなに
ワルが家族の為に真面目になるって決めたとこまでは凄く良かったんだけどね、できればその路線で行ってほしかったけど、途中から、あれ?って路線が変わってしまったね!
しかもそのまま爽やかに終わってしまって、なんだか腑に落ちない感じだ!
テンポもキャスティングも凄くよかったから面白く感じたけど、うーんどうなんだろう、冷静になって考えてみたいものですな!
恋人レオニーとの間に子供が生まれ、喧嘩っ早いロビーは一念発起でマトモで普通の生活をしようと決意する。しかし現実は、社会奉仕活動が日課なうえに素行が祟って絶賛無職。そんな彼がひょんなことからウイスキーのテイスティングの才能に目覚め……という展開から、コレは真面目な生活に向けて努力する青年の話だな、と期待したのにちょっと……イヤ、かなり違った。
ともあれ、100↑万ポンドの樽入り超高級ウイスキーの中身をくすねるわ、件のウイスキーの樽に他のウイスキー混ぜ込むわ、そうして世界に一つのウイスキーを横流しして金にするわって、更生話としてどうなの一体。恩人である指導員のハリーにプレゼントしちゃう辺りのエピソードはぐっときたけど……。
とりあえず、正しいコトしようよオトナとしてと色々ビミョーに納得できなくなる、そんな一作。
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