バインドー

リンカーンのバインドーのレビュー・感想・評価

リンカーン(2012年製作の映画)
5.0
ダニエルデイルイスさんが本物にしか見えません。本物は見たことありません。

奴隷制廃止のため躍動する 二期目を迎えたリンカーン大統領。理想を掲げていても 現実はなかなか上手くいかないもので 結局は利害関係を上手く利用して 裏から根回しでコツコツと賛成票を取って行くんですね。露骨な議会対策や 当時の人々の考えなんかも決して綺麗事じゃなく描かれています。全体的に政治ドラマのように 構造や雰囲気に重点が置かれている映画の様にも見えますが しっかりとリンカーン大統領という人物もキャラがたっていて素晴らしいです 。彼の葛藤や決意みたいなものが静かですが力強く描かれていました。現実に苛まれそれでも理想を掲げる大切さ、強い意志を持つ覚悟、人々を愛する事など 見た後に色々とじんわりきて いいんですよね この映画。大統領のギャグが結構ブラックですが おそらく製作陣の趣味でしょう。笑
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