ちゃんしん

ジャッキー・コーガンのちゃんしんのネタバレレビュー・内容・結末

ジャッキー・コーガン(2012年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

アメリカの本当の姿をうまく表現してる。

背景に流れるブッシュやオバマの理想的な国家のあり方の演説に対して、実社会のアメリカの現実を生きている優しい殺し屋。
経済(賭場)を騙し合いで我が物にしようとする現実は、敵対する勢力によって静かに闇に葬られる世界。

全ては金が支配する世界であり、金が出せないなら裏切りも簡単にあるんだという現実社会を描いている。

首謀者一人で良いはずが、いろんな思惑でいろんな形で登場人物が繋がっている。
それを感情的にならずに当たり前に殺して始末するジャッキー。
最後に報酬に合う金額を要求する、

「ジャッキー・コーガン」

金や権力に従って自分の感情や意思に関わらず生きている「優しい殺し屋」こそがアメリカの真の姿そのものだということなのだろう…。

良作。
ちゃんしん

ちゃんしん