ちょっと環境を考える映画でも見っか、みたいな上から目線で見始めたのですが、そんなもん一気にどうでもよくなりましたね。
バスタブ島と呼ばれる河川近くのコミュニティ。みんな水の上の廃墟みたいな家に住んでいて、その場所もいずれ海面上昇や気候変動によって沈む(んだと思う)。そんな「島」にパパと一緒に住むハッシュパピー。
ファンタジーなのか、親子の物語なのか、格差の問題か環境問題か、何も説明はないのになぜかむちゃくちゃ感動してしまった!
途中、巨大な動物とハッシュパピー、リアルもののけ姫みたいなシーンがありましたが、バスタブ島近くにはたたら場ではなく工場があった。清潔な収容所も。
でも間違いなく生きているのはハッシュパピーの方で、わたしは堤防のこちら側にいる。
わたしは生の魚を素手で採って、殴って殺すことなんてできない。道端で動物が死んでいて臓物が散乱していたら、わたしは急いで走って逃げる。
ハッシュパピーとパパは、間違いなく、生き物を飼って食べて飲んで、生きていた。
「あたしは大きな世界の小さなカケラ。それでちょうどいい」
うおーわたしもカニむさぼり食って酒飲みたいぞ!(そーゆーことじゃねえって)