このレビューはネタバレを含みます
ずっと観たかったこの映画。アマプラでようやく鑑賞。観て良かった。すごく良かった。めちゃ切なくて余韻に浸ってます。
☆☆☆☆☆
大学1年の時の初恋の相手に、大人になってから再会したらどうなる…?
大学時代の映像と今の映像と、同時進行で見せてくれます。
大学時代の主人公がナイーブすぎて自分に自信がなさすぎて、そこもうちょっとグイッといっとけヤァ!
と思うところもありましたが、10代の恋愛ってこんなものだったかもしれない…とか思ったり。
若い時はいけてる(と後輩から見たら思う)男の先輩が好きな女の子に迫ってたら気後れしちゃうし、好きな子の前で先輩にあいつのシャツダサくね?と指摘されたら恥ずかしくて死にそうになるし、自信がないから真相を確かめようともせずに彼女は先輩にやられちゃったんじゃないかと思ったりしちゃうし。
なぜそこで殴り込まないー!!というもどかしさもありましたが、全部あぁその後ろ向きな気持ちわかるなぁとも思ってしまう。
主人公が建築家になりキャリアも積んでから、初恋相手の家を設計することに。色々と昔の記憶が思い出され、結局は大学時代両思いであったことを確認し合う二人だけど…。
大人っていうのは切ないものだと思いました。
この映画、彼女のことは主人公にとって切なく甘酸っぱい思い出で終わった、ってことのかな?…終わったってことなんでしょうね。オムテウンさん、揺れる心を演じるのがすごくうまかった。
「出会いのタイミング」ってあるしそれが合わない人とは結婚とか付き合いとか難しかったりするよね…なんて自分の人生になぞらえて考えてみたりしました。
『建築学概論』だけあって主人公やヒロインの家や家族のこともサイドストーリーとして語られていて、そちらも切なく、そしてあたたかかった。
久しぶりに「いい映画観た〜」って思いました。(とりとめのないレビューで失礼。)