このレビューはネタバレを含みます
自分にはこんな恋愛経験がないのに、なぜか理解ができるというか、自分が体験したような気分になるくらい二人の気持ちが伝わってくる、不思議な余韻が残る作品でした。
それこそ建築物のように、とても丁寧に緻密に作られた映画だなぁという印象。
音楽もとても印象的でした。
建築を、人間関係を構築することに喩えられているようなところが面白かったです。
概論の授業通りに二人の関係が出来ていくのに、すれ違いが起こり未完成なまま放置されてしまう。
彼女の実家もまた未完成なまま放置されていて、二人で十数年振りにリフォームし、素敵な建築物になったところで、お互いが引きずってきた想いにもきちんと決着がつく。
感情に任せて盛り上がらず、現実的な判断をしていくところが、リアルだなぁと思いました。
それにしても、時代はあるとしても、奥手すぎません?この青年w
貧乏だから無理かとあきらめて引くにしても、しっかり告白して振られてこいや💢って謎の説教モードになりそうにw
白黒ハッキリしてないことが苦手な性格なもんで余計にヤキモキしちゃいました。まぁ、それが若さ、なんでしょうねぇ…。
そんな中、え、20代の設定で頑張っちゃうの?って所から既に笑えるチョ・ジョンソクwww
良い味だしてたあああああ。
初恋シーンが暗すぎるだけにこの明るさに救われました。
どんな役もこなしちゃうのすごい俳優さんですね。大好きです。