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建築学概論のgukuのレビュー・感想・評価

建築学概論(2012年製作の映画)
4.0
決して派手さはないけれど、心に静かな余韻を残すいい作品でした。

同じ大学で「建築学概論」を履修したことをきっかけに出会ったスンミン(イ.ジェフン)とソヨン(ペ.スジ)。ソヨンを一目で好きになった彼ですが、恋に奥手で告白すらできないまま小さな誤解が生じ2人は遠ざかってしまう。そして15年後の再開をきっかけに、忘れかけていた懐かしい記憶を呼び起こす物語。

純朴な青年を演じたイ.ジェフン。多くを語らない役柄なので、心の動きを表現するのも表情の演技にかかっていたと思うのですが、作り込みが上手で改めて凄い役者さんだと思いました。大人パートを演じるオム.テウンへの流れも自然で違和感なし。
どこか幼さも残るヒロインを演じたぺ.スジちゃんは本当に可愛くって、この作品をきっかけに “国民の初恋“と呼ばれるようになったのも頷けます。ハン.ガインへの流れは少し違和感あったかな…。
チョ.ジョンソクの演技が何度みても面白くって、対面で演じているイ.ジェフンは撮影中吹き出さなかったのかと素朴な疑問まで。笑

2人が新たな命を吹き込んだ済州島の家がまた素敵で、昔の夢を実現できたことに感慨深さがありました。
日本でも山Pによるリメイクが決まっているそうで、素敵な作品にして欲しいなと思います。
『建築学概論』このタイトルとタイトル画像も好きです。

【追記】
2022年6月20日、Netflixは『建築学概論』の日本版映画『恋に落ちた家』(山下智久主演)の製作中止を発表。
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