もじゃねる虚無

建築学概論のもじゃねる虚無のレビュー・感想・評価

建築学概論(2012年製作の映画)
4.8
これまでみた韓国映画でNo.1

お互いの気持ちを確認するのに10年以上かかっているけど、確かにこのヒロインの学生時代の気持ちは読み取りにくく、告白もしずらかっただろうなってなった

とはいえ、まだ好きなのに諦めて初恋を唐突に終わらせてしまう、男の意気地の無さと優柔不断さが存分に詰まっていた

それにしても、大学時代のヒロイン役を演じていたペ・スジは不思議な魅力がある

大人になり、人生に失敗して虚無って自信をなくした時に、過去に自分のことを好きだった人に会いたくなる気持ちは理解できなくもないが…

この先、まだ続きがありそうな終わり方や、結局付き合わなくて疎遠になっていた2人が建築のように関係を再構築していく演出も素敵だった