ひな

そして父になるのひなのネタバレレビュー・内容・結末

そして父になる(2013年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

6年間は重すぎる。
早期教育、人格形成、自我の成立がおおよそでも完成してしまってるもん。けいたが文句をいう事なく、父の言うまま、母の言うままに、従おうとするのが切なかった。カメラをあげようとしたとき、断ったのも悲しかった。野々宮の家族の捉え方と斉木の家族の捉え方、映画では二項対立のようだけど、実際は家族の分だけ違いがあるわけで。違う家族って異文化だよね。
りゅうせいの頭の回転の速さ、けいたの優しすぎる性格は、それぞれの父に似てる。でも振る舞いは育ての父そのもので。
万引き家族と重ねて見合わせたくなった、是枝監督の家族描写。
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