この結末でよかった。
短くてリアルな会話感のある言葉のやり取りがメインだけど、深い意味を感じる台詞も多い。だから一言ずつがずっしり刺さって、見終わるまでに何回も泣いてしまう。
「似てるとか似てないとか、そんなことにこだわってるのは繋がりを感じられてない男だけよ」
真木よう子が放つこの一言で、血縁を重視する福山雅治を斬るシーンが好きだった。
親子関係って元々あるものじゃない、私達は体を張って心を尽くして築いてきたんだから、と伝えるには十分な力強さがあった。
大人に翻弄される子ども達の姿も、見ていてかなり切ない。6歳で割と色々なことを理解できる年齢なのに一切説明されないまま、家庭を交換することを促されるので。
実際、あんなに仲の良い3人兄弟の長男から1人っ子にさせられるのはすごく残酷なことだと思う。
ちなみに琉晴役の男の子は、かなり自然体で演じててすごい!琉晴にもケイタにも違う可愛さがあって、めちゃくちゃ感情揺さぶられた😭