だいぶ前にみたけど書いてなかったので。すごくよかった。
とりあげた題材も、ひとりひとりのキャラ設定もおもしろい。キャラクター像が確立されてるから、こまごまとしたストーリー展開がなくてもすごくしっかりした内容になってる。
セリフまわしとか、表情とかが何気ないんだけどいい意味で重い。どこまでがアドリブなんだろう、っていうかアドリブみたいな概念でもないかんじ。さすがこの監督ならではの撮り方。まるでドキュメンタリーをみているかのような、自分がそこで見ているってくらい空気感が伝わってくる。
裁判のときの何もいわなくても怒りに満ちた親の表情とかとても最高だった。子供たちの自然体さも魅力的。
ひとつひとつのどうでもよさそうなシーンがすごく重要で深みがある。何気ないとこに心理描写を感じてすき。
心に染みるいい映画。