あさ

そして父になるのあさのレビュー・感想・評価

そして父になる(2013年製作の映画)
3.7
ちょっと見て寝るか〜と思ったけど、止められなかった。自分の父親の嫌な部分を具現化したみたいな福山パパだった。最後に憎めないのが憎い。

「パパなんかパパじゃない」
「出来損ないでも、6年間はパパだったんだよ」

ただ、難しいなあ…。釈然としないのはわざとかなあ。
タイトルも父に焦点を当ててはいるけれど、「母親なのに気づかなかったのか」と言われるのも、罪を犯した看護師も、本当の子を抱いたときの表情も、父親には不可侵な母親の領域ってあるなと思う。苦悩も愛情も。だからこそ父親って難しいのかな。そして、典型的な家父長制だったなあ。
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