サド和尚

グラバーズのサド和尚のネタバレレビュー・内容・結末

グラバーズ(2011年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

※このレビューを書いた人は酔っ払っています。

酒もある。酒を呑み合う仲間もある。
じゃあ、俺たちに足りないのは何だ?
そうだグラバーズだ!
アルコールの過剰摂取が命取りになる軟体エイリアンパニックだ!
英国人は本当にどこに居てもパブが好きだなあ。
私もだ!

例えばハートフルストーリーでも始まりそうな絶海のシッピングニュース的ド田舎が舞台ですが、そんなエモーショナルファンタジーなど本作の舞台となる島では起きません。
人の生き血を啜る、深海イカの触手と嘴にナマコの口吻を併せ持つ面妖なテンタクルエイリアンが表れるのみです。
ただ、このブラッドサッカータコ野郎、吸った血中に酒が混ざっていると弱り死ぬほどの気の毒な下戸の助。
ならばパニックになる前にみんなに酒を飲ませてしまえと、島に一軒しかないパブにジジババ島民を集めて大宴会を開きますが…

壮麗な島の景観描写は、控え目に言っても並のネイチャードキュメントレベルの美しさ。序盤はその辺をよく写すので、無闇に目の保養になります。
後半は雨と夜とで見えなくなるので、よく見ておきましょう。
主人公となる貞淑な派遣婦警は訳あって泥酔だが、普段はほぼアル中地元警官は何故かシラフという構図も面白い。
婦警は明日確実に二日酔いだ。
可能であればイカタコを肴に酔っ払いならがら観ると最高なモンスタームービーです。
酒蒸しとか出来るとなおグッド。
余ったやつは干物にでもしましょう。

まあ、残念な点を挙げるとすれば、パッケージに載っているアイテム群があまり活躍せんかった事でしょうか。
ネイルガンはわりと頑張りました。
サド和尚

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