現代版、スターウォーズというべきでしょうか。人は過ぎた能力を持った時どうするのか。
案の定ダークサイドな主人公。アナキンとは違ってそうなっちゃうのも仕方ない一面がある。
ジュブナイルものでもある本作は、学校にあるヒエラルキーと厳しい家庭環境の連鎖がいかに人格形成に大きな影響を与えるかも如実に反映しててよかったです。
そうなのよ、リア充2人は友達になろうとしてくれてたんだけど、今までお前ら俺のこと蔑んでただろ!って、その感じね。社会人なら、いやお前、もっと周りを見ろよ!でいいけど、そうはいかないのが青春時代の辛いところよね。エモいのよね。
日常の細やかな描写と独特のカメラセンス、そこに大味なSFアクションも加わり、他と一線を画す作品になっていたと思います。