チリ発ゾンビ映画☆
ギレルモ・デル・トロが絶賛したというだけある、久々に引き込まれた作品でした!
子供目線で描く新鮮さ、しっかりした作りのゾンビ、色の使い方も良く、無駄な台詞も無い、落ち着いた雰囲気が素敵~
世界中に謎の病原菌が蔓延、人々がゾンビ化。
生き残った人間同士でも争い始め、ほとんどの生物が死滅してしまった。
暫くすると、病原菌に侵されず、ゾンビにも襲われない、首筋に印を持つ子供が生まれ始める。
その1人であるカミーユは、単身海へと向かっていた。
母親の最後の言葉、
「海を目指しなさい。災いから守ってくれる巨大なタコのいる海で、ママは待っているわ。」
それを信じて。
途中、同じ印を持つ子供達に出会い、行動を共にするも、軍隊に襲われてバラバラに…
カミーユは、母親の待つ海に辿り着く事は出来るのか?
まず色使いが素敵です☆
モノクロに近い暗さの中で、血の赤や、子供の描く絵の色を強調した作りが見事!
そして子供達、ギャーギャー喚かないし、変にませている訳でもない、とっても愛らしい子役でした♪
カミーユの母親役は、めちゃくちゃ美人さんで、子供への愛情溢れる優しいママ。
で、ゾンビです!!!!
感染のスピードが早く、内出血やゾンビメイクがよく出来ていて、私好みのゾンビでした♪
カミーユの母親がゾンビ化するシーンは泣けます!
全体的にスローモーションが多いのが気になりましたが、カミーユが時々母親を思い出す回想シーンが、子供らしさを感じさせてくれてほんわかする☆
オチは"うぉぅっ?!"ってなりましたが、なかなか面白い作品!
74分と短めなので、さらっと見る事が出来る良質ゾンビでした~