Melko

マチェーテのMelkoのレビュー・感想・評価

マチェーテ(2010年製作の映画)
3.2
昨日の夜中に軽い気持ちで鑑賞。
ああ、軽い気持ちで借りるんじゃなかった…いくらノリがトレーシングペーパーみたいに軽いからって、そもそもスプラッタ苦手なんだった。。

いやいやジョークっすよ〜♪
みたいなノリでバッサバッサ人死ぬし、撃つし切るし刺すし…
いやそうよね、ダニートレホが主人公の時点で、そうよね。。うん、わかってるんだけど、、わたしは共感性羞恥が激しめなので、痛いことされるとほんと心臓が…
こりゃ屋敷女とか興味あったけどダメだな。
わたし高校生の時に見た「ショーンオブザデッド」ですらトラウマなんです。。あんな、「The ジョーク」みたいなノリの映画ですら…

やりたい放題やりまくる映画だからほんと気軽に(気持ちは)見れるんだけど、実は結構真面目で根深いことテーマにしてるよ。アメリカとメキシコ、境界線、不法滞在とかね。誰だっけマチェーテを最初に雇ったあいつかな?「大統領候補は、不法滞在移民が安い賃金で働くから、テキサスの経済は低コストで回ってる、ってこと、わかってない」て言ってて、
うん、まさにそう。いつの時も、アメリカの大統領戦では切っても切れないこの問題。
根深いなあ、、と、スプラッタ以外のところで見れるところないかな、ってテーマについて考えてみたり。笑

まあでもマチェーテおじさんが所狭しと寡黙に暴れてくれるから、それだけで良いよ…
ちゃんと脇を固める女優さんたちも、スペイン語喋れる人たちで固めてくれてるし、
(リンジーローハンは要らなかったと思うけど。明らかに脱ぎ損)
ミシェル姐さんとジェシカアルバの、綺麗なお姉さん2人が、牽制し合う最初の場面なんて、それだけで眼福だし、
子供の頃、スパイキッズを何度も何度も地上波で観てた身としては、ダリルサバラとダニートレホの絡みだけで胸熱。
ジュニア…大人になったね…涙

話の展開はぶっ飛んでるし、スティーブンセガールボテボテで、なんでボスやれてたのか不思議だし
で結局国境はそのままなんかい!とか
え結ばれるの?とか
ツッコミどころは満載だけど、まあスカッとしたから、よし。

気になるから、続編のマチェーテキルズも、頑張って…観る!(震)
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