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キラー・スナイパーのkasparのレビュー・感想・評価

キラー・スナイパー(2011年製作の映画)
4.0
フリースタイル、
フリードキンスタイル。
若さあふれる、尖がりまくったエロス&バイオレンス。
ガキが性衝動に突き動かされるがままに撮り上げたような映画。
若い、若い、ウィリアム・フリードキン、75歳の夏の映画。
BUGでもコンビを組んだトレイシーレッツが脚本(元は舞台劇)ということで隠喩の映画なのかもしれないけど、そんなことはどうでもいいと思えるぐらい映画的魅力にあふれた作品。
画と音とカットで高揚させるエロス描写の素晴らしさが、この映画の本質。
どうやらもう映画を撮る気は無いと思われるフリードキン最後の作品が、こんなにも映画的な映画であるということに驚かされる(当たり前といえば当たり前なのに)。
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