ちょっと待て、評価が低すぎる。
確かに邦題は合ってないが、隠れた良作かもしれない。
お金持ちのお嬢様の軽い遊びから大事件になってしまうわけだけど、自業自得だとこちらに思わせながらも、格差社会や人種問題が複雑に絡み合うことにより生まれてしまう犯罪のメカニズムが描かれていたのが、ストーリーとして良かった。
重い作品なのにも関わらず、お姫様役ばかりやっていたアン・ハサウェイの華のおかげでエンタメ感もしっかりある。そしてそのギャップは良い意味でショッキング。(今でこそ素晴らしい俳優さんなの知ってるけど当時は相当な驚きだったのでは?)
アン・ハサウェイはもちろん、端役のジョセフ・ゴードン・レビットとチャニング・テイタムの若かりし姿を拝めるのも見所。
2000年代初期のヒップホップもまた良いし、ファッションもY2Kそのもの!
まぁ、好きな映画かと言われれば好きではないが(内容的に)、作品としてはそんな酷評するほど悪くはなかった。