先に難点からあげると、この監督が、子供にまで「原発が悪い」って言わせたさすぎるのが嫌。この内容なんだし誰がどう見ても原発が一番悪かろうと思って見てるんだから余計な思想を入れないで欲しい。車両通行止めの係員にどこから来たのか聞かれてるのに一切答えないのも嫌。それ以外は、震災後福島で暮らす人々の怒り、憤り、悲哀が伝わって来るので良いと思います。特にフィリピン人妻たち。後味が最悪な終わり方で、それがまたリアルだと感じました。

監督の作りたい気持ちが先行している感があり、映画として薄っぺらくなってしまっており残念。