演者が凄すぎて物凄く気分が悪くなる内容。
これがほぼ実際にあった話と言うのが怖すぎるし、山田孝之しかり、この映画を楽しんでいる（とすれば）自分も怪物の仲間。
冷たい熱帯魚もそうだけど「面白いよ、観てね」とか絶対言えないわ。
人の好奇心とその闇を抉り出すような内容。
ぶっこみまくっていたピエール瀧にはまだちょっと人の心が垣間見える部分もある。（とはいえ十分に凶悪）
リリーフランキーにはそれすらない。炎と氷の最強タッグ。
でも、妻役の池脇千鶴、そしてリリーフランキーの口を借りて正義感であるはずの山田孝之＝傍観者の中にも黒々とした闇がある事を伝えている。
「現実には目を向けずにお前はこの快楽に酔いしれているだろう。」と。ドキッとさせられる山田孝之を通じてドキッとさせられた。
じーさん殺すシーンは本当に観てられなかったけど、電話かけて家族に確かめる辺りが本当極悪。そして家族の反応よ。。。
あーとーあーじーわーるーいーーー。
