Milkiti

メアリーの総てのMilkitiのレビュー・感想・評価

メアリーの総て(2017年製作の映画)
3.7
メアリー・シェリーに関しては実は学生時代、プチ論文の題材に選んだくらいハマった。それもあってか贔屓目評価。でも良い映画、私の好きなタイプの本を読むように見れる映画だった。
今作は監督自身が女性という事もあり、そして私自身歳を重ねた事もあり、よりメアリーが描きたかったものが見えた気がした。
「フランケンシュタイン」は、女性だから描き得た作品なんだなぁ、と。
で、その描写をちょうど良い感じでエル・ファニングが演じてくれてすごく快適に観れた。エル意外の登場人物が全然わからない点も楽しめた理由の1つかも。

今回一番驚いたのは、ヨハン・ハインリヒ ・フューズリ の「夢魔」の画。
象徴的に使われていただけかと思いきや、メアリーと深い繋がりがあってのものだったとは。勉強不足!

久々にこの手の映画と本を見漁りたい欲求。
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