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桃太郎 海の神兵のあかぽこのレビュー・感想・評価

桃太郎 海の神兵(1945年製作の映画)
3.5
戦闘機や銃火器等はリアルな描写で、キャラクターは海軍落下傘部隊の厳格且つ勇猛果敢な指揮官『桃太郎』を主人公に、部下達は愛らしくてコミカルな動物キャラだが、内容は鬼ヶ島を『アメリカ占領下』とした領土奪還電撃作戦がメインの、戦意高揚憂国烈士なるガチガチの児童向けアニメプロパガンダ作品。

海賊=鬼(アメリカ)の騙し討ちに遭い、占領された竜の国を亜細亜解放戦線の既成事実にしちゃったり、占領下の現地民に日本語を教えたり、制作の遅れも踏まえて敗戦濃厚な昭和19年なのに今思えば色々ヤバいこんな作品を世に出したのかと思うとびっくり。

画質劣悪だったが資料的感覚で観れて良かったのと、お猿さんの『サルノ』がイイ味出してた~(^^)
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