ブラッド・ピット製作・主演、『007慰めの報酬』等のマーク・レスター監督のゾンビアクション。
元国連職員の男が、ゾンビパンデミックを鎮圧するため、世界各地を飛び回る。
"Most people don't believe something can happen until it already has. That's not stupidity or weakness, that's just human nature."
しっかりお金をかけたゾンビパニック映画。ゾンビ映画というより、パンデミック映画という印象の方が強い。ゾンビは怖いが、ゴア描写はほぼない安心設計(恐らくターゲットはファミリー層)。結末や解決方法も納得感があった。
ゾンビ描写の画力が凄まじい。ありの大群のように蠢くその圧倒的な数。高速で走るゾンビ。中でも圧巻だったのは、無数のゾンビが積み重なって城壁をよじ登るシーン。ニューヨークの街中で突然発生したゾンビに人々が襲われていく序盤のシーンも緊張感があって良かった。ゾンビのタックルが鋭すぎる。
スター性を抑え、ごく普通の良き父を演じるブラピ。それでも安心感はあるし、絵が引き締まる。神が降臨したかのようなクライマックス。ペプシのCMですか?笑
ちゃんとワールドウォー感があった。ニューヨーク、韓国、パレスチナ、カナダを国連の調査団が飛び回る。パレスチナの文化、慣習の取り入れ方がGood。
409