影屋れい

ガッチャマンの影屋れいのレビュー・感想・評価

ガッチャマン(2013年製作の映画)
2.0
『ガッチャマン』。予算も潤沢だし、役者陣も悪くはない。剛力彩芽の肉食系女子の演技も今となっては悪くない。コレよりも駄目な演技は山程ある。寧ろ剛力彩芽女史がこの映画の全てと言っても過言ではない。

然しながら、かように素晴らしい素材群を用いても調理するもの…シェフが愚鈍では全てを台無しにしてしまう。
そう…シェフ、シナリオだ。全くもって整合性がなく盛り上がりに欠ける。悠長なメロドラマを緊迫するシーンにあえてぶっ込んでいくセンスの無さよ。何だこれ?の連発に欠伸が止まらない。

ガッチャマン自体のスーツ造形はとても格好いいし悪くない。劇中での「醜いスーツを着せられて…ッッ!」発言は撤回してほしい。カッコいいじゃん。アレンジセンス良いじゃん。

これも全部シナリオのせいだよッッ!
何かもがシナリオのせい。ひどすぎる。
題名も『ガッチャマン・ビギンズ・ビギンズ』にしとけよッッ!と怒りが収まりません。
シナリオが悪ければ如何に素晴らしい素材を与えようとも全てを台無しにしてくれるというお手本のような映画。

取って付けたようなワンチャンありきのラスト。
お前(シナリオ)のせいで無ぇーからッッ!!!
影屋れい

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