2022/09/18
監督 李相日
渡辺謙
佐藤浩市
柄本明
"人は、どこまで許されるのか"
明治初期の北海道、幕末に人斬りと恐れられながら、今は引退し亡き妻との約束を守り子供達と暮らしていた主人公が、生活の為に旧友と共に一度きりの賞金稼ぎの旅に出る様を描く、C・イーストウッド監督・主演による名作西部劇を日本に舞台を置き換えてリメイクした時代劇。
イーストウッドによる元作品は、個人的にベスト3に位置付けしている大好きな作品、それが日本でリメイクされるという事で驚きとともに主演が渡辺謙という事で期待が高まった。
時代背景を幕末〜明治初期に、しかも舞台北海道にしたこと先住民のアイヌ民族との問題を絡めて物語に厚みを加えている。
元作品の役柄を演じる日本の役者達が皆イメージ通り、特に旧友役の柄本明と横暴な警察署長役の佐藤浩市はやはり見事でした。
クライマックスの闘いは、元作品を超えるとまでは言わないが、それでも素晴らしい演出で個人的には満足した作品でした。
鑑賞日2013年9月13日 劇場にて