ゆめぴりか

パシフィック・リムのゆめぴりかのレビュー・感想・評価

パシフィック・リム(2013年製作の映画)
5.0
数年ぶりにIMAX3Dで鑑賞(少なくとも累計7回は見てる)。

「死ぬときはみみっちく死ぬんじゃなくてデカいロボットに乗ってデカい怪獣と戦って散りたい!!」
本作は、そんな夢想を一度でもしたことがあるバカのために作られた、大人が本気で真剣に全力で「夢」に取り組んだ映画である。
映画が始まってから終わるまでの1秒1秒が、「デカい怪獣が好きだ!デカいロボットが好きだ!プロフェッショナル達の集う専門機関も好きだし怪しい闇取引で金儲けしてるチャイナタウンの裏社会のジジイにもワクワクするし、何より必殺技を叫びながらパンチするシーンが大好きだ!!」と叫んでいる。この本気の愛と情熱こそ、なにより見るものの魂を震わすのだ。金儲けの道具に成り下がった続編からはまるで感じられなかった、フェティシズムの極地。
それこそが本作が自分含め多くの「漢」(性別関係なし)の心を鷲掴みにして離さない理由なのである。
☆5.0をつけない理由がない。宇宙一愛すべき映画のひとつ。
ゆめぴりか

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