ロブス太郎

パシフィック・リムのロブス太郎のレビュー・感想・評価

パシフィック・リム(2013年製作の映画)
4.3
人類を殲滅せんと襲い掛かる巨大怪獣と人類の叡智が作り上げた巨大ロボの、生存を賭けた鋼鉄の拳と闘争の物語。
リアルめな巨大なロボットと怪獣が戦う。もうこれだけである種の人たちはご飯三杯ぐらい行けてしまうけど、あまりそこらへんに興味のない人でも楽しく見てもらえる万人向けの名作。見たことない人がいたら、面白いから見てって自信を持ってお勧めしたい。
港や街中の高層ビル群を背景に巨大ロボがタンカー船を掴んで怪獣をぶん殴るところで興奮しない人がいるだろうか、いや多分いない。知らんけど。
とにかく巨大なもの同士がぶつかるスケール感と外連味は見てて痺れる。ガリアンソード(ガリアンソードではない)とか、欲しいところに欲しいものをくれるデルトロ、本当にありがとう。
菊地凛子さん(幼少期は芦田愛菜ちゃん)が主人公のパートナー役として登場してるが、恋人ではなく相棒としてしっかり機能してる。守られる者ではなく共に戦うバディなのもいいなと思った。そうだよ恋愛要素をぶち込まなくてもヒロインはヒロインとして描けるんだよ。
とりあえず、世界全土を踏みつぶして真っ平らにしてしまうようなヤバい怪獣群、そしてそれをタンカーで殴り飛ばしてしまうような巨大ロボは、観てるだけでワクワクしてくるよねって話。