ヒルコ

くちづけのヒルコのレビュー・感想・評価

くちづけ(2013年製作の映画)
3.2
障害者を題材にした時、コメディ色が強すぎても神格化しても批判されるもんだけど、これは結構きわどいところでずっと踏ん張ってる印象。主役は障害者ではなく彼らを取り巻く「保護者」と「日本の現場」なんだけど、説教くささもそんなに感じない。タイトルにつながるオチは賛否両論ありそうだけど、この題材なのだから賛否があって然るべき。普段個人的に評価しない竹中直人が、この映画ではとても真面目な演技を見せてくれて、そこも好印象でした。堤の映画で唯一好きな作品かも。
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