スマトラ沖地震での実話に基づいた話ということで、映画としての評価はつけにくい。
東日本大震災での経験が思い返されるようで、あえて観る機会を作らずにいたが、やっと観る事が出来た。
ナオミ・ワッツもユアン・マクレガーも素晴らしい演技で、何よりも息子役の子が素晴らしかった。
どんな状況でも親として伝えなければいけない事を、ちゃんと子供に教え、そして子供自身も学び成長していく姿には涙が出た。
ユアンが愛していると何度も奥さんに伝える場面が良かった。ユアンはこういう狂おしいほどの愛情表現がすごく上手い。見る度に惚れてしまう…
元々はマリアさんが辛い実体験を惜しみなくて伝えてくれた事で、制作が進んだそうだ。
そういう気持ちを無駄にせず、考える機会として、観る側も大切に受け止めたいと思った。