トニー

インポッシブルのトニーのレビュー・感想・評価

インポッシブル(2012年製作の映画)
3.8
実話が元だからといって手放しで賞賛すべきではないし、どこまで失礼なく誠実に描ききるかといったことこそがこういった類いのフィクションの意義であるという風に思います。ましてや観客の自己陶酔のためだけの感動を助長するようなものであってはならない。その点で言えば後半若干いい気なもんだぜ感がでてくるのは否めないですが、前半部で執拗に繰り返される痛覚表現とディザスターシーンは圧巻。凄まじい映画体験でした。本当に津波が嫌だと思える。
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