2004年末に起きたスマトラ島沖地震という未曾有の天災で、大津波に襲われたスペイン人家族の実話を元にした作品。
監督は『永遠のこどもたち』『怪物はささやく』のファン・アントニオ・バヨナ。
解雇の不安を抱える夫ヘンリー（ユアン・マクレガー）、医師で育休中の妻マリア（ナオミ・ワッツ）は3人の息子達とのクリスマスホリデーでタイのビーチリゾートで楽しい時間を過ごしているが・・・
“実際に何が起こったか”をスクリーンで再現することに注力したという事で、強烈な津波描写や被害の姿に胸が締め付けられました。
妻マリア役のナオミ・ワッツの体を張った演技と、長男役のトム・ホランド（現在はスパイダーマンですね）の健気に孤軍奮闘する姿に涙です。
しかし、23万人を超える命が犠牲となった災害の中で、よくぞ家族5人全員が助かったものですね。これぞ"運"なのでしょう・・
余談になりますが、このような災害時に緊急移送サービスを受けられる海外旅行保険加入の重要性も再認識しました。（映画では某保険会社名が出てきますがこれも事実なんでしょうね。）
（Netflix）
