ふじこ

死霊のはらわたのふじこのネタバレレビュー・内容・結末

死霊のはらわた(2013年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

初めてのはらわた。凄いタイトルだよなあ。
[ 死霊のはらわた ライジング ]でも観ようかな…?と思ったので視聴。

森の中を逃げ惑う少女が捕らえられ小屋のような場所へ。
怯える少女の目隠しが外されるとそこには父親と老婆と幾人かの人。
やめて、家に返して と繰り返す少女に父親は灯油のようなものをかけて火を点けようとする。
私よ、やめて と繰り返していた少女が パパの魂を引き裂くわよ と呟いて一変、目の色が変わり クソ野郎!お前のことも殺してやる!あの売春婦のように!!と叫びながら炎上。
母さんは死んだ、お前が殺したんだ と父が告げた話が事実で、少女は最早人間ではないものだったのだと分かる。
いい感じの導入。

そして本編。薬物依存症のミアを助ける為に、兄と3人の仲間で山小屋に籠もることに。
地下室にはおびただしい数の動物の死体と、ビニールと有刺鉄線に包まれた本が。
ジョンレノンみたいなヤツが好奇心で本を読み、唱えてはならない と消された呪文を口に出してしまう。
いきなり声に出して読んでて笑ってしまった。明らかに人皮で製本されたっぽい怪しすぎる書物なんだけどな~
そして呼び出したもの?にミアが取り憑かれてしまい、仲間たちが次々と殺されていく。
元凶となったジョンレノンは安易な死に方してくれるなよ…!と思っていたら結構役に立ってから死んだ、良かったあ。

で、残された兄は悪魔を送り返す方法としてミアを燃やそうとするんだけど、子供の頃に母が歌っていた子守唄を歌うミアに絆されて生き埋めを選ぶ。
お手性の装置で生き埋め→死んだかな…?→急いで掘り返して心臓に電気ショック。ダメかな…と思って立ち去ろうとしたらミア生きてる!こ~れ、なんかいきなり立ってるしミアじゃねーだろ…騙されるなよ!
とか思ってたらミアはミアに戻ったらしくて、小屋の中に車の鍵を取りに行った兄は死んだ身体を乗っ取られたらしきジョンレノンに首を刺される。
ミアだけは助けようと小屋の扉を閉めて、ガソリンに火を点けて爆発焼死。

例の本には5人の魂で悪魔復活~って書いてあったけれど、どういう理屈なのかどっこいまだ生きてる。
辺りに血の雨が降り注いで、冒頭で死んだ少女?それとも自分?よく分からんけど悪魔っぽいこと言う女が襲ってくる。物置小屋に逃げ込んで、ナタではなく何故かわざわざ燃料を入れなきゃいけないチェーンソーを選んで対決。
足を切断してやったら反対に車を倒されて腕が挟まれピンチ…かと思いきや、火事場の馬鹿力で腕を引き千切って悪魔の頭にチェーンソーをぶち込み、見事地面に吸い込まれて消えていく悪魔。まさに地獄に帰りな!ってやつ~

いや~、なんていうか。冒頭の過去の出来事っぽいヤツとか、2人目の女が腕の切断を選ぶ時に、厳重に閉じたはずの地下室の扉の隙間から覗いてるところとか、そういうのは好きなんだけども。
ちょっと出来の良い、そこら辺にあるゴアホラーって感じしかしなかったかなぁ。
ふ~ん、あらあら、やけに腕を集中的に損傷するなあとか。もし日本にゾンビが現れたら釘打ち機が主力になるのかなぁとか。へぇ~、ほぅほぅ ってスタンスを逸脱するすごい何かがある訳でもなく…。
逆に言うと、そういうありがちなよくある感じの元祖がリメイク元の映画なのかなって気もする。いつか…いつか忘れた頃に観るべきなんだろうか。

それで最後の最後の、"イカすね" (キメ顔 チラッ)ってしてるのは誰なの?なんか笑っちゃったけども。

ライジングは…ライジングはどうしようかな…評価は高そうだけど、う~む。
ふじこ

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